石地蔵にハチ

ちょっとだけ無駄じゃない記録

フクロウ飼育で気付いたこと

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① めっちゃ可愛い

デカくてモフモフしてる鳥が部屋にいるのは癒し効果が凄く高いのでインテリアやアロマで癒し空間を演出するよりフクロウを部屋に置く方がいいのは間違いない。

 

飼育する際に友人らから多く質問された内容は

 

「値段高くない?」

「放し飼いなの?」

「餌はどうしてるの?」

 

が大半だったので、それに対しての今の気持ちも書いていきます。

 

 

② 安くはない

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そんなに高くはないよ!とは言えないくらいの値段です。もちろん種類によって価格はかなり変わりますが、安くても20万、30万くらいは必要だと思います。

 

ただこれはフクロウだけじゃなく犬猫でも同じことですが、迎える際は分割支払いが可能な場合がほとんどです。

 

スマホとか値段見ると高すぎ!と思うけど分割支払いで月々の金額見るとそんなに高く感じないよなアレ。最終的な支払い金額は変わらないんですけどね。

 

そんなこともあり、高い!ではなく安くはない!という表現にしておきます。フクロウ代金+初期費用の合計金額を10分割して、これくらいなら月々払っても問題ないって思えたらフクロウ飼えると思います。

 

うちの子は初期費用含めて大体50万くらいでした。

 

あれ、やっぱ高くない?

 

 

 

③ 慣れてくれるまで長い

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自宅に迎えてからすぐにスキンシップ出来るかというと、そんなことはなくめっちゃ警戒されます。

 

フクロウカフェで人馴れをしていたうちの子でも例外はなく、住む環境が変わることでリセットされてしまうようです。

 

自宅で一緒に過ごして20日くらい経ちましたが、ようやく頭を撫でても威嚇されないくらいにはなりました。まだそのレベルであり、腕に乗せて出歩くのはずっと先です。

 

爬虫類とかでも同じなんですが、生活環境が変わったら少なくとも1ヶ月くらいは環境に慣れてくれることに専念します。餌さえ食べてくれれば100点くらいの気持ちで接します。

 

 

④ すぐ部屋に放鳥はできない

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環境変化になれていないうちに部屋を自由にすると混乱します。混乱というか大興奮というか。

 

で、飼い主側としても何が危険なのかを体感出来ていないのにフクロウを自由にするのはリスクが高く、例えば部屋の物をフクロウが誤飲してしまったりする可能性があるので自由度を下げる方が安全です。

 

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そのため、このようなパーチと呼ばれる重たい止まり木のような物と繋いで生活してもらいます。

 

繋ぎっぱなしだとストレス溜まっちゃいそうで可哀想と思うこともありますが、実は初期の段階は逆のようでして、このパーチを自分のテリトリーとして覚えさせることで、ここに居ることは安心できるとなるようです。

 

自分の居場所を覚えて落ち着いてから行動範囲を増やしていくような流れです。

 

 

⑤ 夜行性を甘く考えるな

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かなり動きます。

 

フクロウ=夜行性というイメージが強いですが、普通に夜寝る子もいます。

 

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目の色で大体は判断できるようで、黄色やオレンジの目を持つ子は昼間に行動します。黒目が夜行性です。

 

さて、うちの子はというと

 

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黒目!

 

つまり夜行性なんですけど、毎日26時くらいからかなり動き回ります。羽ばたく音がそれなりにしますので神経質な人は眠りの妨げになるかも。私は普通に寝られます。

 

 

⑥ 鳴かない

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ホーホーなくイメージありますよね。

飼育してから1度も聞いてません。

 

その理由なんですが、鳴くのはオスのようです。

メスも少しくらいは鳴きますが、そもそも鳴くための器官がほとんどないので鳴けないらしい。

 

これらの情報を活用すると、

黒目ではないメスのフクロウなら夜は静か

ということになるので、自分の生活スタイルに合わせた子を選べたりしそうです。

 

ただ、フクロウは有料で雌雄判別は有料です。見た目ではほぼ分からないので検査して調べます。そして証明書を貰う流れなので迎える前から雌雄が判別しているお店に出会えるかどうか。

 

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雌雄気にせず鳴き声ごと愛してしまえば良いのです。

 

 

⑦ 新聞紙は信用出来ない

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基本的にはパーチで生活してもらうので糞も自然とパーチの下に落ちます。そのためパーチの下にペットシーツを置けば良いのですが。パーチから降りて少し動き回った際にシーツ外で糞をする可能性があること。そして床や机に直接テープを貼りたくないなどの理由があり新聞紙を使う場合があります。

 

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迎えたお店でも推奨されてました。

 

ただ、

 

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新聞紙は破って遊べる遊び道具になることもあります。

これをやられると掃除がかなり大変。

 

細かく破かれた新聞紙がフクロウの羽ばたく風圧で部屋中に拡散!

 

これも笑って許せるくらい可愛い悪戯なんですけども、これを毎晩やられたら流石に笑えなくなりそうなので新聞紙の代わりにビニール製のテーブルクロスを買いました。

 

これは本当に快適になったのでオススメ度高いです。

 

 

⑧ 餌の準備はすぐ慣れる

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私がヘビ飼育者でマウスに慣れていたということもあるとは思いますが、ヘビと違う点はマウスを丸呑みで与えられないこと。つまり切って処理する必要があります。

 

具体的に言うて半分に切って腸を取り出して、残りの部分を細かく切り刻むという作業です。

 

そんなこと抵抗なくやれるのか?となるでしょうけど、すぐ慣れます。飼育20日目ですでに餌の切って準備するのに1匹30秒かからないくらいにはなってます。

 

誰でもすぐにとは言えませんが、そこまで心配するようなこともなさそうです。

 

 

⑨ 飼育用品はケチらない

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マウスを切るのはキッチンバサミになるのですが、キッチンバサミならなんでもいいと思ってました。DAISOでも売ってますし。

 

でもハサミは少しくらいは良いものを買った方が良さそうです。1000円くらいのハサミを使っている私ですらもっと良いハサミにしたいと感じている状況です。

 

マウスを細かく切るのですが、骨ごと食べさせるので骨も切る必要があります。これが硬いんです。なので安物のハサミはすぐに壊れてしまうと思います。

 

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ピンセットも普通のものではなく、先が丸くなっている専用ピンセットの方が良いです。餌の与えやすさが全然違います。

 

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グローブは飼育初期では使う機会ないです。

あとから必要になった時に買って間に合うと思うので初期費用を抑えたいなら後回しで良さそう。

 

 

⑩ 家電の力

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餌のマウスは冷凍マウスを解凍して使うのですが、その解凍方法としては

 

自然解凍(つまりは放置)

流水解凍

湯煎解凍

冷蔵庫解凍

レンジ解凍

 

などあるんですけど、自然解凍と流水解凍は時間が時間がかなり掛かります。

 

湯煎、レンジは熱が入りすぎてしまい生肉でなくなってしまう可能性があったり、そもそも人間と同じ調理器具にマウス使うこと抵抗少しありますよね。

 

ってことで私は小型冷蔵庫、5000円のやつを専用に買って使ってます。冷蔵庫の中に入れて放置していれば解凍されてますし、そのまま出して自然解凍させるよりは衛生的ですし匂いもありません。

 

餌を与えたら新しく解凍用の餌を冷蔵庫に入れるだけの流れなので、これはオススメ解凍方法。

 

 

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あと空気清浄機もあると良いはず。フクロウ自体に匂いがあるのか分かりませんが、少なくとも糞尿の匂いはあるはずです。ただ空気清浄機稼働させてれば全く匂いがしない状態になってるので、稼働させておけば間違いないです。

 

家電も含め、飼育用品しっかり用意すれば想像していたよりトラブル少なく生活出来ています。

 

これならもっと早く迎えれば良かったと思いましたが、それだと今の子が産まれてなかったので、今後も色々と学びつつ過ごしていきたいと思います。